本書は、1951年の日本キリスト教会創立大会から、2000年の第50回大会までの50年の歩みを、膨大な歴史資料の上に立って、記述したものです。
さらに、前史として、1859年の宣教師来日、日本基督公会、日本基督一致教会、日本基督教会、日本基督教団の各時代にも言及されています。
Ⅰ 序説
Ⅱ 日本キリスト教会前史
1 宣教師のこと
2 公会時代(1872―1877年)
3 日本基督一致教会時代(1877―1890年)
4 日本基督教会時代 その一(1890―1915年)
・ 信仰告白・憲法規則の改正と教会名の変更
・ 盛んな伝道と中会の建設
・ 独立自主路線の強化と促進
・ 福音の確認と社会的使命の自覚
5 日本基督教会時代 その二(1915―1941年)
・ この時代の教会の傾向
・ 1920年の憲法規則改正と伝道活動
・ 1930年代の日本基督教会 1
・ 1930年代の日本基督教会 2
6 日本基督教団時代(1941―1951年)
・ 日本基督教団の成立
・ 戦時下
・ 敗戦後
・ 諸教会の建設
Ⅲ 日本キリスト教会の50年
1 日本キリスト教会の建設の胎動(1951年)
・ 敗戦前後の諸教会の動向
・ 会派公認問題
・ 三中会(北海道・東京・近畿)の建設
2 日本キリスト教会の創立と形成(1951―1953年)
・ 日本キリスト教会の創立
・ 創立記念伝道と信仰告白等「草案作製委員」のこと
・ 第1回日本キリスト教会大会と「信仰の告白」草案作製委員に関して
・ 第2回日本キリスト教会大会と諸委員会
・ 九州中会建設
・ 第3回日本キリスト教会大会
・ 信仰告白の諸草案と確定信仰告白のこと
・ いわゆる「信仰告白的事態」
・ 憲法・規則の制定その他
・ 諸式文の作製
・ 諸教会の伝道の開始、教会創立、そして教会建設
3 信仰告白の上に立って(1954―1969年)
・ 「一つの神学校を」もつために
―「独自の伝道者養成機関」設立に向かって―
・ 「一つの神学校」の開設
―日本基督教会神学校の開校―
・ 大会・中会の伝道態勢のこと
・ 日曜学校事業について
・ 全国連合婦人会の結成まで
・ 青年会または青年部のこと、及び連合長老会について
・ 「時代と宣教」ということ
・ 戦争と平和について
・ 信仰問答草案作成のこと
・ 諸課題への取り組み(教職修養会開催に関する建議案、日曜学校
日を設置する件/付帯日曜学校事業後援の件、「教会員心得」作
成に関する建議案、教職及び家族の保険及び福祉に関する研究委
員会設置の建議案、世界長老主義教会連盟加入研究に関する建議
案、アジア諸教会との交わりに関する建議案、原水爆実験並びに
製造禁止に関する建議案)
・ 外国宣教師の加入願い問題
・ 「プロテスタント教会創立88記念」の年に
・ 1959年の神学校問題
・ 「曲り角に立って」――日本キリスト教会の自主独立の確立に向
かって(「曲り角に立って」「小信仰問答草案」、「大会共助金庫設
立の日」、『靖国神社の国家管理問題について』その他の特記事項)
・ 諸教会の伝道の開始と教会建設
4 改革教会の信仰の確認(1969―1984年)
・ 神学校問題
・ 靖国問題
・ 開拓伝道、特に沖縄伝道
・ 苦悩する教会(戒規・上告問題)
・ 「タビタの家」大会移管、全国青年修養会、信仰問答制定問題そ
の他
・ 「教会と国家に関する宣言」起草について
・ 諸教会の伝道の開始と教会建設
5 新しい時代に向かって(1985―1994年)
・ 1985年第35回大会
――「日本基督教会信仰の告白」の一部改正
・ 韓国・朝鮮の基督教会に対して行った
神社参拝の強要についての罪の告白と謝罪
・ 在日大韓基督教会への歴史的責任のゆえに
・ 「信仰と制度」に関する委員会設置
・ 1990年10月第40回大会を迎えて
・ 「歩むべき方向を確かめつつ」――憲法改正に向かって
・ 大会事務所・神学校校舎建築と「神学校のあり方」など
・ 諸教会の伝道の開始と教会建設
6 戦後50年、大震災そして憲法規則改正(1995―2000年)
・ 阪神淡路大震災のこと
・ 「戦後50年を迎えて」、人権委員、渉外委員の課題。靖国神社問
題特別委員会
・ 第45回日本キリスト教会大会――憲法の改正
・ 在日大韓基督教会との宣教協約
・ 憲法改正後の諸課題。信仰告白口語化問題、伝道所規定、式文改
訂、ニカイア信条、伝道教会の廃止
・ 諸教会の伝道の開始と教会建設
7 創立50年記念
・ 第50回大会記念礼拝
・ 第50回大会出席議員
・ 第50回大会議事その他
・ 二つの記念講演
・ 伝道教会の廃止。その後と諸教会の建設
・ 「終わりの日に備えつつ」
〔付記〕 2000年10月第50回大会以後の主な事項
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