文芸良書

店長が特にお薦めする文芸良書です。

人生を考える時、じっくりと読んで欲しい書籍たちです。

プーリモ レーヴィ

夜と霧にならぶプーリモレーヴィの著書

一生に一度は読んで欲しい名著

¥1,512

  • 1 kg
  • 残りわずか
  • 配送期間:5-10日

新潮文庫 グレアムグリーン 情事の終わり

遠藤周作が勧めた究極の愛と神の存在を問う名篇。新訳が出ました。

私たちの愛が尽きたとき、残ったのはあなただけでした。彼にも私にも、そうでした──。中年の作家ベンドリクスと高級官吏の妻サラァの激しい恋が、始めと終りのある“情事"へと変貌したとき、“あなた"は出現した。“あなた"はいったい何者なのか。そして、二人の運命は……。絶妙の手法と構成を駆使して、不可思議な愛のパラドクスを描き、カトリック信仰の本質に迫る著者の代表作。

¥723

  • 残りわずか
  • 配送期間:5-10日

みすず書房 システィーナの聖母

本書はスターリンの死(1953年)以降に執筆された短篇小説、随想・旅行記を初集成する。

ヒロシマに原爆を投下したアメリカ人パイロット(「アベル」)、ドイツ人動物園飼育員とゴリラ(「動物園」)、イタリア軍で四輪荷車をひくラバ(「道」)、スターリン体制下の大粛清の総元締めエジョフの養女(『母』)、両親との距離を感じはじめた9歳の少女(「大環状道路で」)などを主人公にした多様性が、グロスマンの文学世界をかたちづくる。

「人間によって創られたものの多くは、その繊細さ、壮麗さ、豊かさ、複雑さ、大胆さ、豪華さ、華麗さ、優雅さ、知恵、詩情で、子孫を驚嘆させる」

(「あなた方に幸あれ!」)

──ワシーリー・グロスマン、あなたの作品もまた。

日の光りのような、日々を輝かす省察に出会う一冊。

¥4,968

  • 1 kg
  • 残りわずか
  • 配送期間:5-10日

みすず書房 ワシーリーグロスマン 万物は流転する

1953年、スターリンが死んだ。神のような指導者の突然の死が、国土を震撼させる。ラーゲリ(強制労働収容所)からは何百万もの人びとがぞくぞく出所してきた。

主人公イワン・グリゴーリエヴィチは自由を擁護する発言を密告され、29年間、囚人であった。かつて家族の希望の星だった青年は、老人となって社会に戻った。

地方都市でささやかな職を得たイワンは、白髪が目立つが美しい女性アンナと愛しあうようになる。彼女には、ウクライナで農民から穀物を収奪し飢饉に追い込んだ30年代の党の政策に、活動家として従事した過去があった。

生涯で一番大事なことを語りあうふたり。しかし……。

帝政ロシアと農奴制に抗した多様な結社からレーニンの十月革命へ、スターリン体制へと至った激動のロシア革命史が想起される。物語とドキュメンタリー風回想と哲学的洞察が小説を織りなす。

作家グロスマンが死の床でも手離さなかった渾身の遺作。「自由の意味を語ることができるのは、自由の恐ろしさを知る者だけである。この認識でグロスマンはドストエフスキーに近づく」(亀山郁夫)

¥4,104

  • 1 kg
  • 残りわずか
  • 配送期間:5-10日

みすず書房 ベルリンに一人死す

1940年、ベルリンの街はナチスの恐怖政治に凍りついていた。政治のごたこたに関わらないよう静かに暮らしていた職工長オットー。しかし一人息子の戦死の報せを受け取ったのち、彼と妻アンナは思いもかけぬ抵抗運動を開始する。ヒトラーを攻撃する匿名の葉書を公共の建物に置いて立ち去るのだ。この行為はたちまちゲシュタポの注意をひき、命懸けの追跡劇が始まる……。

「ドイツ国民による反ナチス抵抗行動を描いた最高傑作。」

――プリーモ・レーヴィ 

「『ベルリンに一人死す』には、コンラッドの恐怖と、ドストエフスキーの狂気と、カポーティ『冷血』のぞっとする脅威がある。寡黙なクヴァンゲル夫妻のなかに、ファラダは不滅の象徴となる人物像を作り上げた。夫妻は「どんな醜悪にもまして醜悪なもの」に対して闘いを挑み、我々全員の罪を償ってくれるのだ。」

――『ニューヨーク・タイムズ』紙

「肺腑をえぐり、心胆を寒からしめる……ル・カレのようなサスペンス。」

――『ニューヨーカー』誌

目次

第一部 クヴァンゲル夫妻

第二部 ゲシュタポ

第三部 形勢逆転

第四部 最期

訳者あとがき

¥4,860

  • 1 kg
  • 在庫あり
  • 配送期間:5-10日

みすず書房 パルナス

「ピサの斜塔」で有名なイタリア・ピサに、パルナスと呼ばれる男がいた。パルナスとはユダヤ教の会衆長(信徒の中の指導者)の意である。彼はユダヤ教徒、キリスト教徒のわけ隔てなく経済的・精神的援助を惜しまず、人々の尊敬を集めていた。しかし彼は、その地位にふさわしからぬ動物恐怖症、特に犬恐怖症だった。

1944年夏、ピサを南北に分断するアルノ川を挟んでドイツ軍と連合軍が対峠する。ドイツ軍支配下の北岸にあるパルナスの家には何人かのユダヤ人が集まり、連合軍による解放の時を待っていた。息詰まる緊張の中で交わされる対話。突如ひびく玄関のベルの音。恋をしている隣家の娘のすすり泣き。終幕で天啓のように開示される動物恐怖症の意味。

著者のアリエティは、若き日にピサからアメリカに亡命した高名な精神医学者である。本書は故郷ピサの歴史とそのユダヤ人共同体についての貴重な証言であり、知られざる南欧系ユダヤ人(セファルディー)の生活と信条の吐露ともなっている。本書は、この事件の意味について熟考しはじめてから30年後に、「血とインクで」書かれた。それは、師のパルナスことジュゼッペ・パルドー・ロケスへのレクイエムともいえよう。

¥2,113

  • 1 kg
  • 残りわずか
  • 配送期間:5-10日

みすず書房 死を生きながら

「雑音。この十年をふり返るとき、頭に浮かんでくる最初のことばはそれである。雑音だらけだった。銃声と怒声、挑発的なことば、悲しみに沈んだ嘆きの声、爆発、デモ、山ほどの決まり文句、テロ現場からの特別番組、報復を求める声、救急車の金属的なかん高いサイレンと、その上空を舞うヘリコプターの震動。毎回の事件のあと狂ったように鳴り響く電話のベル。だがこの旋風のような騒々しさのなかに、台風の目のような静けさがある。耳には聞こえないが、わたしの身体の隅々にそれが感じられる。それは悪い知らせを聞いてから実感できるまでのあいだ、殴られてから実際に苦痛を覚えるまでの短いあいだに感じるような沈黙である」

イスラエルとパレスチナ。二つの民族が一つの大地に共存することはできないのだろうか。本書は、エルサレム在住の作家が、この十年余をつぶさに観察した現場報告を中心にしている。1993年のオスロ合意調印からラビン暗殺、第二次インティファーダ、シャロン復活、9・11、イラク戦争、ロードマップ、2003年12月まで。リアルかつ希望を失わない41の文章は、かの地で起こっている現実を目の当たりにさせてくれる。イスラエル内部から「パレスチナ問題」を見つめた本書を、たとえばサイードの著作と並行して読むと、より立体的な像が浮き上がってくるだろう。

目次

1 オスロ合意調印――突然、人間的な接触が実現した

2 カイロ合意とアラファトの帰還

3 ホロコーストの記憶をはこぶ伝書鳩

4 第二オスロ合意――イスラエルへの疑問 

5 ラビン首相暗殺

6 自爆テロのはじまり

7 会談に臨むネタニヤフ首相へ

8 マハネ・イェフダ市場の連続自爆テロ

9 人生は誰のもの

10 バラク首相のイスラエル・パレスチナ合意

11 追放されたパレスチナの洞窟居住者

12 イスラエル軍はただちにレバノンから撤退せよ

13 ヨハネ・パウロ二世、イスラエルを訪問

14 不調に終わったバラクとアラファトの首脳会談

15 ガザの少年死亡事件によせて

16 アル・アクサのインティファーダ――パレスチナの友へ

17 イスラエル人は入植地を手放せ

18 対話をしましょう、パレスチナのみなさん――公開書簡への応答

19 パレスチナ難民の帰還権という難題

20 バラク首相の辞任と後任選挙

21 シャロン新政権への不安

22 死を生きながら

23 国際社会の介入をのぞむ

24 二つの主権国家への道はないのか

25 9・11事件――セキュリティーという罠への警告

26 ゼエヴィ観光相の暗殺、イスラエル軍のラマラ侵攻

27 暴力という日常

28 テロ対軍事力の泥沼に思う

29 パレスチナの武器密輸船

30 カエサルばんざい!

31 共生という船の沈没

32 この戦いに勝者はない

33 イスラエルの壁の建設――悪しきフェンスは悪しき友人をつくる

34 インティファーダの二年間をふりかえる

35 占領を〈浄化〉するいつわりの物語

36 総選挙のあとで

37 シャロンよ、どちらの道を選ぶのか

38 希望と警戒

39 アラファトを傷つけると、何が起こるか

40 パイロットたちの声に耳をかたむけよう

41 ジュネーヴへの旅立ち

略年譜――第二次世界大戦後のイスラエルとパレスチナ

予言の鳥――訳者あとがき

¥3,024

  • 1 kg
  • 残りわずか
  • 配送期間:5-10日