こちらはリトアニアの杉原千畝博物館です

PHP文庫 杉原千畝

人の命」を奪うのが当然の戦時下で、彼は命を懸けて「人の命」を守った――。

 本国外務省の方針に背き、ナチスに追われてリトアニアに逃れてきたユダヤ人のために、日本通過ビザを発給し、6000人もの命を救った杉原千畝。そして託されたその命のバトンを受け継いだ建川美次、根井三郎、小辻節三、松岡洋介ら4人のサムライたちの勇気ある行動……。

 本書は、ヨーロッパと西太平洋で勃発した「戦争」という非常の事態を織り交ぜながら、のちに「日本のシンドラー」と呼ばれる杉原とその家族が、戦時下のヨーロッパに赴任してからの軌跡と、外交官としての杉原千畝がとった行動にスポットをあて、小説にしたものである。

 また、日米開戦を避けるためにアメリカの地で命を削った齋藤博駐米大使、真珠湾攻撃を立案、最後は南太平洋に散った山本五十六連合艦隊司令長官ら、それぞれの立場で自らの信念を貫き通した男たちの生きざまをドラマチックに描く。

 文庫書き下ろし。

¥724

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  • 配送期間:5-10日

白水社 「戦場のピアニスト」を救ったドイツ国防軍将校

勇気と倫理を貫いた、「救済による抵抗運動」

「私の眼の前にいるのは、いつも人間だ」

迫害された数多のポーランド人やユダヤ人を救済した、「正義の人」の素顔とは? ドイツ青少年文学大賞受賞の作家が、「軍服を着た博愛主義者」の悲運の生涯を、書簡と日記で再現する。写真多数収録。

映画『戦場のピアニスト』では、ユダヤ系ポーランド人ピアニストのシュピルマンが戦禍を免れ、ワルシャワ陥落直前、ドイツ人将校に発見されて絶体絶命という緊迫したシーンがある。ところが、そのドイツ人将校は、ピアニストの彼にピアノを弾かせて励まし、食料を運んで命を救った。

本書は、まさにその「ドイツ国防軍将校、ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯」を描いた歴史読物だ。近年まで知られていなかったが、彼の日記と妻と交わした大量の書簡が発見された。ホーゼンフェルトは、「シンドラー」、「白バラのショル兄妹」、「杉原千畝」の陰に隠れていたが、迫害された数多のポーランド人やユダヤ人を彼が救済したことが明らかになったのだ。ヒトラーとナチズムを信奉していたホーゼンフェルトは、絶滅戦争の真実を目の当たりにして、「救済による抵抗運動」へと転じたのだった。

本書は、《ドイツ児童文学大賞》受賞の作家が、勇気と倫理を貫いた「正義の人」の生い立ちから、家族関係、悲運の最期までを、史実をたどりながら書簡と日記で再現する。夫婦で交わした率直な思い、愛情、不安や迷いを伝える文章は、読者の心を揺さぶるだろう。写真多数収録。

[目次]

序文 私の眼の前にいるのは、いつも人間だ

第1部 カトリシズムと身体文化

 第1章 ヘッセン州の村で

 第2章 第一次世界大戦——喜び勇んで命令に従った

 第3章 ワンダーフォーゲルと芸術家の娘——幸せな若い二人

 第4章 全身全霊で教育に打ち込む

第2部 批判的服従

 第5章 私もその一員なのだ

 第6章 ポーランドで——捕虜施設の建設

 第7章 押し寄せる恐怖——不幸な運命に心が切り裂かれる思いだ

 第8章 西への進攻——意見の相違

 第9章 異動

 第10章 ゲットー——我々への非難そのものだ

 第11章 スポーツと毒ガス防御担当将校として——国防軍競技大会

 第12章 寛容と共感——いったい誰が私たちに憎しみを植えつけたのでしょう?

 第13章 ナチズムとの決別

第3部 共犯的罪悪感と、救済による抵抗運動

 第14章 ユダヤ住民の殺戮という大罪

 第15章 ユダヤ人の運命——彼らはなぜ、沈黙したまま抗議の声をあげないのか?

 第16章 人狩り、あるいは悪の凡庸さ

 第17章 ゲットー蜂起——我々は慈悲に値しない、みんな共犯だ

 第18章 苦境の人々のために——救済による抵抗運動

 第19章 最後の休暇 一九四四年聖霊降臨祭——君と共に過ごせて本当に良かった!

 第20章 救える人はみんな救いたい

 第21章 最も大胆で危険な救済活動——耐え抜け!

第4部 ソヴィエトの捕虜となって

 第22章 君たちのことがいつも気がかりだ

 第23章 救出への試み——神経戦

 第24章 苦難のときは終わった——死は突然に

エピローグ 遅すぎた顕彰——諸国民の中の正義の人

謝辞

訳者あとがき

付録

[原題]Ich sehe immer den Menschen vor mir: Das Leben des deutschen Offiziers Wilm Hosenfeld

¥3,080

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  • 配送期間:5-10日

日本に来たユダヤ難民

第2次大戦下のリトアニアで杉原領事は本省の指令に反して人道的見地からビザを発行、何千人ものユダヤ人が日本にやってきた…。感動のヒューマン・ドキュメント。 

第二次大戦下のリトアニアで杉原領事は本省の指令に反して人道的見地からビザを発行、何千人ものユダヤ人が日本にやってきた…。追いつめられた数千の命がひとりの日本人によって救われたのである。感動のヒューマン・ドキュメント。

¥2,200

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  • 配送期間:5-10日

諜報の天才 杉原千畝

国難をいち早く察知する驚異の諜報能力。この男にソ連は震えあがり、ユダヤ系情報ネットワークは危険を顧みず献身した―。日本の「耳」として戦火のヨーロッパを駆けずり回った情報士官の、失われたジグソーパズル。ミステリアスな外交電報の山にメスを入れ、厖大なピースを70年ぶりに完成させた本邦初の快挙。日本が忘れ去った英知の凡てがここにある。

¥1,210

  • 残りわずか
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