死別の悲しみを癒すアドバイスブック。
家族や大切な人を失ったあとには深い悲しみが長く続く。悲しみのプロセスを理解し乗り越えるための、思いやりにあふれたアドバイス。
「ほとんどの人は実際に愛する者を失うまで、死別の悲しみがどんなものか、本当にはわかっていません。この本では死別の悲しみが始まった時から、それを乗り切るまでの全過程が説明されています。悲しみのプロセスを理解することが、悲しみを乗り越えるための助けになると信じます。」死別の悲しみを30年以上も研究したカウンセラーのアドバイスが心に灯をともす。
¥972
子どもや配偶者、親など、大切な人を亡くしたとき、われわれは悲嘆と絶望に打ちのめされながら、それでも生きていかなければならない。本書は何百人もの体験者へのインタヴューをもとに、親を亡くした人、配偶者と死別した人、子どもに先立たれた人、事故で亡くした人、自殺をされた人など、さまざまなタイプを取り上げてそれぞれに個別の問題を考える。また、悲嘆にあえぐ人たちへの援助の方法にも言及した実に包括的な内容。
目次
第1部 悲嘆の感情―その理解と対処
なじみのない感情―悲嘆
悲嘆の中の経験
第2部 死別のタイプ
配偶者を亡くした人へ
親を亡くした人へ
子どもを亡くした人へ ほか
第3部 助けを求める、助けの手を差しのべる
助けを求めている方へ
悲しんでいる人に助けの手を差しのべたい方へ
¥3,456
「千の風になって」という歌をよく聞くようになりました。 同
時多発テロをきっかけに有名になった歌です。
本書は、そのような悲しみと癒しに通ずる本です。身近な方、愛する大切な方
を失った人たちに生きる勇気を与えてくれる本なのです。
著者は世界的に有名な精神科医で名著『死ぬ瞬間』(中公文庫)でおなじみの
エリザベス・キューブラー・ロス。2004年、78歳で亡くなり、本書はロス博士の最後のメッセージになりました。それを悲嘆と喪失の分野で指導的存在であるデーヴィッド・ケスラーが共著者としてまとめた本です。
そのメッセージは、愛する人を失った人にも癒しが必要だということです。「悲しみがあるなら泣いて良いの。我慢することなんかいらないの!」そういってあなたの深い悲しみをしっかりと受け止めてくれます。そして、その悲しみを癒す方法を、心温まる言葉で、優しく語ります。ロス博士自身も二度の流産、離婚した夫との死別、放火事件など、筆舌に尽くしがたい悲哀を経験してきただけに、そのアドバイスには、重みがあります。 ぜひこの貴重なメッセージを多くの人に読んでほしいと思います。
¥1,890
エリックは亡くなりました――平凡な日常にもたらされた訃報。息子を事故で亡くした哲学者は何を感じ、どのような思索を巡らしていったのか。そして、そのとき神はどこに? 喪失の悲しみに沈む人々とともに悲しみ、ともに癒しへの道筋を探る希望の書。
¥1,404
高木慶子著 PHP ソフトカバー19×13×1.3センチ
死を恐れないでください。グリーフ(喪失)ケア第一人者のシスター高木が優しく語りかけます。死を目前にされたご家族を支える方や死別された方への贈り物にもどうぞ。
人生にはたくさんの思い出がつまっています。
幸せだった時のこと。嬉しかったあの日の出来事。そして息さえできないと思うほどに辛かったこと。そうです、私たちひとりひとりには、その人でないと想像もつかない喜怒哀楽の一瞬一瞬があります。ですから、私たちは共に支え合い励まし合うことができるのではないでしょうか。「私のこのよろこびと苦しみ、あなたにもあるね……」と。
私はこの二十数年の間、ターミナル期におられます病気の方々の心と魂のケア、つまり「スピリチュアルケア」に協力させていただいております。そして、一方ではご家族などの大切な人を亡くされました遺族の方々のグリーフケア、つまり悲嘆の状態にある方々の近くで寄り添わせていただいております。
その経験から、多くの方々と共にたくさんの涙を流しました。そして今、思うのです。私たちすべての人々は、この世に生きている問、「おくり人」、つまり家族や親戚、友人を看取り、そして最後に、「おくられ人」として送っていただく時が必ず来ることを。
その「おくり人」である間、愛する家族や親しい友人を送った後の苦しみ、辛さは、それを経験したことのない人には想像さえできないことでしょう。
しかし、私たちは人生の中で少なからず大切なものを喪失した体験をもっているでしょう。このような経験と想像力を生かし、人生の中で最も辛いと言われている、大切な人をなくすという「悲嘆」について、ご一緒に考えてみたいと思います。
それは、いま、愛する家族や友人と共にいることの幸せに気づき、その喜びに感謝するためでもあると思うからです。 (「はじめに」より)
¥1,296
悲しみを受け止めるために。
大切な人の死、私たちの人生に深い影響を及ぼします。にもかかわらず、まわりの人たちは残された人に、早く喪失から抜け出し「元気を出すように」と期待しがちです。これに対して「悲しみセラピー」は、賢明で心のこもった反対意見を唱え、悲しみを超えるのにどれだけ時間がかかり、またそれがいかに心を留めるのに値するものであるかを示します。悲しむことは、つらく骨の折れることです。本書はそういった痛みを、深い癒しに変容させることを約束し、その道筋を案内します。
エルフ・ヘルプブックスセラピーシリーズ第7弾。
■本文は、日本語と英語が併記されています。
¥756
忘れられない人の一生は、長くても、短くても、決して消え去るものではありません。命日は、故人を思い起こす特別の機会であり、さらなる癒やしの機会です。また、経験から学んだこと、耐えた苦しみ、手に入れた小さな喜びなどを吟味する時です。本書『命日を迎えるセラピー』には、38の知恵の言葉がイラストとともに集められています。一つひとつが、この命日を「記念する」ための優しい、癒やしにみちた道を読者に示してくれます。
¥756
MOE絵本屋さん大賞受賞、2008年「この絵本が好き!」国内絵本第1位 / 全国学校図書館協議会選定図書
だって、ぼくたちは ずっとずっといっしょなんだ――友だちをなくし哀しみに閉じこもるくま。だが花咲く時は訪れて……感動の絵本。
〈湯本香樹実さんからのコメント〉
この『くまとやまねこ』は、ずいぶん長い時間をかけてできあがった絵本なのですが、できあがった今、時間をかけたかいがあったなあと心から思えるし、この絵本で私が書きたかったことも、やっぱり「時間」なのだな、とあらためて感じています。身近な人が亡くなることも含めて、大事な何かを失うというのは、自分自身の一部が死ぬことと等しい。死んだ自分を抱えている間は、時間が止まってしまったようにも思えるけれど、時間は実はきちんと流れていて、なにもしていないように見える人にも、深い変化をもたらしているのではないでしょうか。この絵本のなかのくまが、悲しみに閉じこもり、でもやがて外に出かけていったように、必ず死んでしまった自分自身の一部も、またよみがえる時がくるんだという、そういう時間というものへの深い信頼と感謝の念が、私にこの小さな物語を書かせてくれたのだと思います。
酒井駒子さんの素晴らしい絵によって、くまやことりややまねこや、命あるものすべてに流れる時の一刻一刻が、一頁一頁、このうえなくいとおしいものとして描き留められました。お読みいただけましたら幸いです。
¥1,404
この作品が含まれるテーマ「死」と向き合う絵本男泣きする絵本
「はいけい、てんごくのおとうちゃん、げんきにしてますか。」
今は天国にいるおとうちゃんとのエピソードを一つ一つ思い返していく僕。
遊んでくれたこと、怒られたこと、すごいなぁと思ったこと。少ないけれど、どれも全部大切な思い出。
小さい子どもの口から語られるそれらを聞いていると、何だか切ないような、悲しいような・・・。
胸を締め付けられる様な思いをしている大人をよそに、絵本の中の僕は言うのです。
「ぼくより おとうちゃんが かわいそうなんとちがうやろか。」
それを聞いてはっとします。子どもというのは、大人が思っている以上に目の前の事実を受け止める力があるのかもしれない。
実際の経験をもとに描かれたという作者の言葉は、とても力強く頼もしいメッセージを伝えてくれます。子どもにとって好きな人というのは、ちゃんと心の中で生きているという事を教えてくれるのです。何より僕の笑顔が物語ってくれています。
そして、更にこの絵本を子ども達がとても自然な形で読み、受け入れていく姿にもまた驚かされます。
天国のおとうちゃん、元気にしてますか。
幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。人気絵本作家、長谷川義史が描く、温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る1冊です。
¥1,620
ぼくが欲しいものは、なんでもミシンで作ってしまうお母ちゃん。でも、ちょっとかっこわるい。ある日ぼくは……。温かい親子の物語。
■作/長谷川義史さんからのメッセージ
「おかあちゃん」って、いつも元気で前向きで朗らかで子どものことを何よりもいつも一番に考えてくれる。
そんな「おかあちゃん」のお話です。
「おかあちゃん」が大変なのは子どももわかってます。うれしいねん、ありがたいねん、すきやねん。でもちょっとその「おかあちゃん」の愛情に困ったなあと思うことも子どもにはあるんやね。
絵本『てんごくのおとうちゃん』のつづきのおはなしです。
おとうちゃんがなくなって、おかあちゃんとぼくとねえちゃんの三人になってからの「おかあちゃん」が頑張るお話です。
■担当編集者からのメッセージ
本書は、2008年に出た長谷川義史さんの自伝的絵本、『てんごくのおとうちゃん』に呼応する、“おかあちゃん”の絵本です。『てんごくのおとうちゃん』では、幼いころに亡くしたお父さんとのたいせつな思い出が丹念に描かれましたが、本書はその後日談。3人家族で元気に暮らしている“ぼく”と、明るくて、やさしくて、強いおかあちゃんがくりひろげるお話。笑わせて、そして、じんとさせてくれて、また笑わせてくれる、とってもあたたかいお話です。まもなく、母の日。すべての「おかあちゃん」と「おかあちゃんの子どもたち」へおくります。
¥1,620